前回、子育てのイライラをなくす方法を考えましょう、と書きました。
今回は、「早く、早くを言わないようにしたい。」という悩みを考えてみましょう。
早くと言わないための方法を考えてみましょう。
一つは、基準をはっきりさせることです。
「早く宿題しなさいと毎日言っていて嫌になるのです。」
というお母さんがいました。
このお母さんに
「早くとはいつまでですか。」
と聞いてみたらこのお母さんは
「うーん。」
と考え込んでしまいました。
帰ったらすぐ、夕飯までに、夜寝るまでに、週末だったら金曜のうちなのか、土曜までにするのか。
早くしなさいというあいまいなことではなく、いつまでに、と決めれば、お互いにイライラすることがなくなります。
二つめは、子供に予定を教えることです。
小さいお子さんの場合に多いのですが、
「そろそろ帰ろう。」
と言ってもなかなか帰らないことがあります。
そんなとき「早く。」と言ってしまうのですね。
そういう場合は予定を示してあげましょう。
公園に着いたときに、
「帰りの歌(夕方になると市役所から流れる音楽)がなったら帰ろうね。」
とか、帰る15分前に
「時計の針が6のところになったら帰ろうね。」
とかです。
いきなり「帰ろう。」と言われるよりも子供も心の準備ができますので、すんなり帰れることが多くなります。
三つめは、別の言葉で言い換えることです。「早く」の代わりに「はい」を使ってみましょう。
「早く、ご飯食べて。」の代わりに「はい、ご飯食べて。」
「早く、起きて。」の代わりに「はい、起きて。」
言っている内容は同じですが、イライラしない言葉で言い換えています。
以前の記事に書いたことと同じですね。
どうでしょう。
あなたのお子さんに使えるものはありましたか。
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