アンガーマネジメントの講座に参加する人はどういう人たちだと思いますか。
「この人いかにもキレそうだよね。」
「ヒステリックに怒鳴ってそう。」
そんな人は来ていません。
皆さん、穏やかで、どちらかというと真面目な人が多いです。
さて、そんな穏やかで真面目な人がなぜアンガーマネジメントの講座に来るのでしょうか。
答えは怒りの性質にあります。
怒りは、身近な人に対してより感じやすくなり、弱いところに向かっていく傾向があります。
身近な人に対しては
「言わなくてもわかってくれるはず」
「何度も言っている」
「気が付いてほしい」
などの甘えの気持ちが生じます。
身近な人ほど自分にとって大切な人であると思いますが、こういう人に対してほど、怒りが生じます。
大切な人との関係を良いものにしたいなら、怒りを管理できるようになる必要があります。
また、自分より強い人に向かって怒る場合は、よほど覚悟をもって怒る必要がありますが、自分より弱い人にはいとも簡単に怒ることができます。
つまり、穏やかで真面目な人でも自分の身近な弱い人に対しては怒ってしまうのです。自分の身近で弱い人というと誰を思い浮かべますか。
そう、お子さんです。
お父さんやお母さんに怒られたお子さんはさらに弱い人、弟妹、学校に行って自分より弱いお友達に怒ってしまいます。
こうして怒りは連鎖するのです。
私たちは怒りを管理する技術は学んでいません
(ちなみに最近の小学校では感情理解教育という名前でアンガーマネジメントが取り入れられていますので、これからの子供達は、怒りを管理する技術を学ぶことになります)。
親になっても親としての振る舞いを学ぶことはありません。
私は、自分の親、先生の口癖が自分の口から出てきてげっそりすることがありますが、皆さんの感情表現は皆さんのご両親から引き継いだものであるかもしれません。
悪い感情表現は自分の世代で止めましょう。
強い者から回ってきた怒りは自分のところで止めましょう。
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