10月25日講座開講しました。
参加者が少なく、この回に参加した方にとってはお得な回となりました。
講座では、怒りの大きさはそれほど大きくない、怒ってもすぐに切り替えることができる、しかし、頻度が高い場合にどうするか、ということが話題になりました。
怒りの頻度が高い場合は「怒りの記録」をつけてください。
毎晩でもいいですし、3~4日まとめて書いてもかまいません。
これは、体質改善の方法であり、アンガーマネジメントの基礎となるものです。
書くことは、次のとおりです。
(1)日付
(2)場所
(3)出来事
(4)思ったこと、して欲しかったこと
(5)言動
(6)結果
(7)怒りの強さ(10段階)
例えば、次のように書いてみます。
(1)日付:10月28日
(2)場所:会社
(3)出来事:部下が仕事の期日を守らなかったのに「まだ間に合いますから。」などと言って謝らなかった。
(4)思ったこと、して欲しかったこと:間に合うのはこちらが余裕を持って計画を立てているからである。約束が 守れないのであるからまずは謝るべき。
(5)言動:部下には特に注意はしなかった。
(6)結果:1日中腹が立って後にひきずった。
(7)怒りの強さ:2
まず、書くだけで効果があります。
皆さんはレコーディングダイエットをご存じですか。
やせようと思ったら毎日、体重と食べたものを記録するのです。
ただ、それだけでやせていくそうです。
「今日は1㎏増えている。昨日は朝はパンとジャムとコーヒー。お昼は天ぷらそば、夜はトンカツと味噌汁。」
などと書きます。
こう書いてみると揚げ物が多く、野菜、果物が少ないのがわかります。
自分の食生活の傾向がわかるので、だんだん、食事に気を付けるようになるというものです。
「怒りの記録」もそれと同様、自分が何に怒っているか気づくところから始めます。講座に来る方は怒っているから講座に来ているわけですが、いざ書いてもらうと「思い出せない。」とか場合によっては「あんまり怒っていないかも。」などとおっしゃる人もいます。
まずは、書いてみて、自分が「いつ」「どんなときに」怒っているかをつかんでください。
これをどうやって使うかは次回、ご説明します。
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