講座参加者から以下のご質問をいただきました。
「上司が年下であるが、ため口をきくのでイライラする。」
ここではニつの方向から解決方法を考えていきたいと思います。
まず、どのようなべきがあってイライラするのか考えてみましょう。
「年下の者は年長者には敬語を使うべき」
というべきがあるようです。
これを書き換えてみましょう。
書き換えは信じられてもられなくても構いません。
思いつくものを書き出していきましょう。
「上司なのでため口でもいい。」
「仕事であるので用が足りればいい。」
「上司は年下なのでなめられないように頑張っているのかもしれない。」
三番目の「なめられないように頑張っている」まで思いつくと少しはイライラが減少しませんか。
次に、ご自分の一次感情を探してみましょう。
「尊重してほしい」
「悲しい」
「悔しい」
「傷つく」
などがあるかと思います。
この方は、ご自分の第一次感情に気づきました。
また、ご自分のして欲しいことにも気づきました。
して欲しいことは
「年下なので敬語とはいわなくても丁寧語で話してほしい。」
ということです。
ここまで問題がほぐれてくると「口のききようが間違っている」という漠然としたイライラから、だいぶ問題解決に近づいてきました。
この方は「上司に言ってみる」という解決方法を取ることになりました。
イライラは小さなことなのでそのままにしてしまいがちですが、たまには立ち止まってイライラを整理してみるといいかもしれません。
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