埼玉県和光市のすわ緑風園で講座を開催しました。
こちらは障碍者の支援施設で、対人援助職のアンガーマネジメントがテーマでした。

講座終了後、こんな質問がでました。
「怒らないようになるには『べき』を際限なく広げるしかないのか。
怒るのも疲れるが、『べき』を広げるのも疲れる。」
「べき」は、広げることができればそれに越したことはありません。
しかし、「べき」は必要なことですし、無理して広げる必要もありません。
「べき」を広げようとして疲れるということはそこがご自身にとって必要な境界線であるということです。
むしろ、ご自身を守るために、「自分の『べき』の境界線はどこか。」をきっちり知っておくことが重要です。
ここまでは大丈夫、ここから先は我慢できないということを知っておくということです。
ここから先は我慢できない、ということが発生した場合、問題を分けて考えてみましょう。
以前の記事でもこんな方法をご紹介しました。
変えられないことをどうにかしたいと思うから怒りが発生するのですから、変えられないことは現実的に対処しましょう。
重要なこととそうでないことが区別できないと疲れますから重要なこととそうでないことを区別しましょう。
対人援助職の方が燃え尽きないように、「境界」ということが大切だと感じた1日でした。
すわ緑風園の皆様ありがとうございました。
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