日本アンガーマネジメント協会が全国の社会人の男女約 400 名を対象に実施した「社会人の『怒り』に関するアンケート調査」についてご紹介します。
詳細は、結果本文を見ていただくとして、ここでは気になったことだけご紹介しましょう。
■第三者から聞くのは嫌、メールで叱られるのも嫌
「自分が怒られる時に使ってほしくない手段はなんですか」という問いに対し、「第3者を通じ口頭で」が半数以上、「本人に直接Eメールで」が3割以上を占めています。
第3者を通じると「本人が直接言えばいいのに。」「第3者にも言いふらしているのか。」と思ってしまいそうです。
またEメールも叱る方が言いっぱなしになってしまいがちです。
Eメールは議論に適したツールではないので、受け取った方もそれに返事をしていると
言い訳しているようになってしまい、受け取りっぱなし、あるいは、「ここは違うんだけど。」と思っても反論せず、不本意ながら全面的に謝ることになってしまいます。
「第3者に注意させない」「メールは使わない」を意識するだけでも関係性がよくなりそうです。
■言ってしまう言葉は「ちゃんとしろ!」
「ちゃんとしろ!」と言われてもやっている方はちゃんとしているわけでちゃんとしているの基準が上司と部下で違うのです。
ちゃんとしろではなく、
「メールは24時間以内に返信するように」
「始業時間は会社に到着する時間ではなく、仕事を始める時間なので、始業時間には仕事を始められるように始業時間10分前には会社に到着するように」
「電話は3コール以内に取るように」
と言わなくてはいけないわけです。
こんなことを口にするのは面倒くさい、と思うわけですが、このあたりの感覚は実に様々です。
講座でこのあたりの感覚を聞いてみるとびっくりします。
(アンガーマネジメントは一人でも学べますが、講座に参加することの良い点は人の感覚を知ってびっくりしたり納得したり、自分の見方を見直すことができることです。)
うっかりちゃんとなんていうと
「『ちゃんと』ってどうするんすかー」
なんて返事が返ってきてますますイライラしそうです。
次回から、伝わる言い方を書いていきましょう。
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