講座では、「変えられて重要なことは変えましょう」と伝えています。
自分のことは変えればいいのですが、他の人には伝えないといけないわけです。
講座後、「伝えてみよう」と思って伝えてみたが、「伝わらなかった」のでそこでアンガーマネジメントに挫折、ということも多そうです。
今回は、伝わる伝え方について書いていきます。
伝え方については「アサーショントレーニング」とよばれるものがあります。
アサーションとは自己主張と訳されますが日本語で自己主張というとあまりよく取られない場合もありますので、ここではカタカナのままアサーションとよぶことにします。
アサーティブな話し方というのは次のようなものです。
例えば、会社の部下がメールの返事が遅いとしましょう。
この場合アサーティブな言い方は次のような言い方になります。
「メールの返信が3日なかったよね。メールが届いていないかと思って心配していたんだ。返事をするのに時間がかかるんだったら、受け取りました、だけでも返事をして欲しい。そうすれば安心するから。」
例えばお子さんが宿題をしないとしましょう。
この場合の言い方は次のような言い方になります。
「まだ宿題をしていないよね。早くやらないと心配なんだ。夕飯までにやってくれるかな。そうすれば安心するから。」
この言い方の特徴は
事実
感情
提案
結果
となっていることです。
つまり
事実:メールの返信が3日なかったよね。
感情:メールが届いていないかと思って心配していたんだ。
提案:返事をするのに時間がかかるんだったら、受け取りました、だけでも返事をして欲しい。
結果:そうすれば安心するから。
事実:まだ宿題をしていないよね。
感情:早くやらないと安心できないよ。
提案:夕飯までにやってくれるかな。
結果:そうすれば安心するから。
さて、次回からそれぞれについて具体的に見ていきましょう。
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