「漏れるー」シリーズの最後です。
授業中のトイレを注意する場合、
「休み時間にトイレに行ったのに、どうしても我慢できない場合もある。
その場合は仕方がないので黙って静かに行ってきなさい。
行くときは、申し訳なさそうな顔をして、帰ってくるときも小さくなって入ってきなさい。」
と言えばいいものを、ついつい
「あなたのためを思って言っているの」
「それでは大学に入れない」
「将来うまくやっていけないのではないか」
などと言いたくなります。
「あなたのためを思って」よく聞く言葉ですがどうでしょう。
どうでもよければ注意はしない、は真実ですが、あなたのためを思って注意をしているかというと怪しいものです。
だって、イライラしているときに思っているときは
「小馬鹿にされた」
とか
「このクラスは小学生のようなクラスだ。」
とかですから。
心理学者の河合隼雄先生がこんなことを言っていました。
「注意して良くなるんだったら、僕は自分に説教したい。
まあ、説教するのは自分が気持ちいいからしてるんだね。」
手元に本がないのですが、私の記憶によればこちらの本です。
怒っている時や説教しているときというのは、実はアドレナリンが出ているのです。
だから一時は気分が良くなるのです。
「あなたのため」と言いたくなったら「説教は気分がいい」と思い出しましょう。
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