講座では、ある人の言ったことに対して「私もそう!」という意見が出ることがあります。
同じような問題意識を持った人が集まるためかもしれませんし、誰かが言ったことで、「そういえば」、と思い出すのかもしれません。
とにかくその講座のキーワードがなんとなくできてくることがあります。
先日の武蔵野市の講座のキーワードは「子供は親の言うことをきくべき」でした。
多くの方がこの「べき」をあげました。
他の人がやっても気にならないが自分の子供がやったら気になる、どうやら「子供は親の言うことをきくべき」という「べき」が根底にあるようである、という意見がでたのをきっかけに、「子供は親の言うことをきくべき」という「べき」を書きかえてみました。
皆さんはどのように書き換えますか。
信じられても信じられなくても結構です。
身近な人でゆるく考えるあの人だったらどう考えるか、と思ってこの「べき」を書きかえてください。
講座ではこんな書き換えが出てきました。
- 子供は親の言うことをきかなくてもよい。
- 子供には子供の意見がある。
- 子供には子供の人格がある。
- 親の意見が正しいとは限らない。
- 親は子供の話しをまずはきくべきである。
また、こんな書き換えもできますね。
- 親が先回りする必要はない。
- 自分で痛い目にあえば身に付く。
- 命に関わることでなければ失敗すればいい。
「親の意見となすびの花は万に一つの無駄もない。」ということわざがあります。
子供が思う分には構いませんが(子供の方ではそんなことは思わず「9割がた無駄話だよね。」と思っているかもしれません。)、親の方がこう思っているとイライラして辛くなるかもしれません。
皆さんもイライラのもとになる「べき」があったら書き換えてみて下さい。

武蔵野市の皆様ありがとうございました。
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