講座を受講した方からこんなご質問をいただきました。
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怒りではなく感情を伝えよ、とのことだったので、子供に
「試験の点数が悪かったら悔しいでしょ。勉強しようよ。」
と言ったところ
「悔しくない。」
と言われてしまいました。
どうしていいかわかりません。
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これについてはすでに勉強しろ、言うだけ無駄で、記事を書きました。
今回は、別の観点で考えてみましょう。
「悔しいでしょ。」
というのは確かに感情ですが、
「あなたは悔しいでしょ。」
ということであなたが主語になっています。
私の感情ではありません。
感情を探すのは難しい、といつも思います。
感情を伝えるときは、「私」の感情を伝えなければなりません。
ではこう言ってみましょうか。
「試験の点数が悪かったらお父さんは悔しいよ。勉強しようよ。」
なんで人の点数でお父さんが悔しいのよ、
結局親の見栄?
と思われておしまいでしょう。
というか、お父さんの方もこんなことは言いづらいでしょう。
やっぱり、勉強しろ、言うだけ無駄なのです。
感情の伝え方は心理学、「勉強しろ、言うだけ無駄」でご紹介したのは教育経済学です。
心理学と経済学で別のアプローチですが結論が同じというところが興味深いです。
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