埼玉県大里深谷養護教員研修会でアンガーマネジメント講座を開催しました。
子どもの怒りに対応する方法が知りたい、というご要望でした。
駅まで車で迎えに来ていただきましたが、
「担当者が『今回はすごいですよ』と言っていたので期待しています。」
と車中で言われアンガーマネジメントへの期待の大きさを感じました。
担当者が熱心な方で、事前に参加者から質問を取っていただき、それに沿った形で事例を解決していく、という形の講座となりました。
こちらで作ったきれいにまとまった事例、ではなく、
「誰それ君がああ言ってこう言って・・・。」
という実際の事例なので、いろいろな問題があるけどどこから手をつけていけばいいんだろう、この子は確かに大変そうだ、という実感を持って研修に取り組んでいただけました。
(今後、研修を企画する方はこの方法はお勧めです。
可能であれば是非検討してみて下さい。)
また、質問を読ませていただいて、小中学校の先生方の熱心さに頭が下がる思いでした。
掲載の許可をいただいたご感想のうち一部を紹介しましょう。
”以前の学校で何で怒っているのかを聞いていると振り返って話しを聞いているうちにまた怒り出す子がいて正直どこでスイッチが入って怒り出すのか怖かったのですが、思い返してみると聞きながら「急に怒ると怖いからなるべく怒らないで話してね。」と言っていたのを思い出しました。
改めて先生に質問させていただいてあの時の対応の仕方は間違っていなかったのだな、とホッとしました。”
他人に怒りを向けられた時の対応です。
私がアンガーマネジメントを学ぶきっかけの一つが、学生に怒りをぶつけられて疲れてしまったという経験だったので、今回お役に立ててとてもうれしいです。
こちらの記事も参考にしてください。
”怒っている中での「一次感情を見つけること」「自分の中で悪いところ」を見つけるのは、とても難しかったです。
怒っている子供に「自分の悪かったところはどこ?」と聞いても、答えられないことは当たり前だなと感じました。”
自分の怒りを題材にし、相手の怒りをたくさん出してもらって、その後自分の悪いところも少しだけあげてみる、ということをやってみました。
傍から見れば、怒っている本人の悪いところはよくわかりますが、「あんたのここが悪いよ。」と言っても火に油を注ぐだけ。
相手の悪いところをたくさん出していけば、自分の悪いところもほんのちょっとは見つかります。
”本日はありがとうございました。
先生のお話しがどうしてもおききしたかったのでとても充実した時間をいただきました。
ありがとうございました。
目の前が暗かったのですが、いろいろな方法があることを知りました。
「表情カード」活用させていただきます。
「伝えたいこと」が「伝えられない」子供たちの現状が見えた気がします。
学校に帰って担任にも伝えます。
ありがとうございました。
目の前が開けてきました。”
怒りの底にどんな感情があるか探そう、子どもに「どう思った。」と聞いても「ムカつく」「うざい」しか出てこないので表情カードを使ってみようという話しをしたところ、「ああー」という声が漏れました。
さすが養護教員の皆さん、表情カードはほとんどの方がご存じだったようです。
アンガーマネジメントでもぜひ活用してください。
こちらの記事もご参考にしてください。
大里深谷の皆さま、ありがとうございました。
■講座のご案内
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お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。
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おみやげにいただいたふっかちゃんクッキーと葱みそせん。
ふっかちゃんはゆるキャラグランプリで2位、
葱みそせんは全国菓子大博覧会名誉総裁賞受賞だそうです。
