仲直りのキャッチボール

町田市男女平等推進センターで講座を開催しました。

 

平日の午前中にも関わらず、男性も含めたくさんの方がお集まりいただきました。

 

今回のご依頼は

「センターへの相談は、夫婦間で生じる不満が多い。

不満や怒りを夫にきちんと伝えられないことが、離婚や別居のきっかけになっているのではないでしょうか。

夫婦間のトラブルを減らすためにも、イライラや怒りの感情をコントロールする術を身に付けてもらいたい。」

ということでした。

 

不満を伝えたいということなので、怒りのメカニズムについて説明した後は

「仲直りのキャッチボール」というゲームをしていただきました。

 

「仲直りのキャッチボール」は、意見を言いたい方が、事実と感情と提案を言う、

聞いている方は、事実と感情を受け取って、提案のうちできることを選択するというものです。

 

例えばこんなふうにやっていきます。

A:「昨日は終電を逃してタクシーで帰ってきたよね。」 (事実)

B:「昨日は終電を逃してタクシーで帰ってきました。」 (事実の繰り返し)

A:「私は寂しかった。」 (感情)

B:「あなたは寂しかったんだね。」 (感情の繰り返し)

A:「飲む回数は週に2回までにするか、遅くなるときは電話するか、終電までには帰ってきてほしい。」

   (3つの提案)

B:「飲む回数は週に2回までにする。」 (1つの選択)

 

このように事実→事実の繰り返し→感情→感情の繰り返し→3つの提案→1つの選択、

と進みます。

この方法のポイントは提案を3つする、ということです。

私たちは「言ったからには言うことを聞いてほしい。」と思いますが、

相手は自分の提案を聞いてくれるとは限りません。

そこで提案する方は代替案も考えるのです。

 

代替案を考えるのに3つというのがポイントで

2つだと、「飲む回数は週に2回までにして欲しい、そうでなければ離婚する。」

とか1と0のような提案になってしまいがちです。

 

3つにすることによってこのような1か0の提案はなくなり、

現実的な提案となります。

 

「仲直りのキャッチボール」をしていただいたところ、

「自分の提案を整理できた」という声をいただきました。

中には相手が3つの提案をすべて受け入れてくれたことも。

 

一通りの講座が終了した後、質問を受けましたが、

この質問の内容もとても濃いものでした。

講座後のご感想の中には

「質問が一番勉強になった。」という声も。

 

話しを聞いて、自分のものとして考えて、その場で質問する、

というのは講座ならではの醍醐味です。

 

町田市の皆さまありがとうございました。

 

 

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「仲直りのキャッチボール」忘れてはいけないのは相手が提案を受け入れた後のことです。

「週2回になったのはいいけど相変わらず終電は逃しているよね。」とか相手が受け入れた

以上のことは言わないようにしてください。