私は、ここ1年くらい、苦痛に思っていたことがありました。
4歳になる息子が朝、なかなか起きず、
「まだ眠い、お母さん、お母さん。」
と布団の中から私を呼び、私は、朝、しばらく添い寝をしたりなだめすかしたりしなければならなかったのです。
保育園でお昼寝をするから夜なかなか眠くならず、朝も起きられないのかと思い、保育園の先生に、お昼寝の時間を短くしてもらえないかと頼んだこともありました。
ある夕方、私は息子に言ってみました。
「あなたは毎朝、まだ眠い、まだ眠いっていうけど、お母さん、それは苦痛なの。明日から言わないでくれるかな。」
するとどうでしょう。
なんと次の朝、ぱちっと目を覚まし、すたすたと布団からでてきたのです。そしてそれは、その後毎日続いています。
さて、この1年、私が苦痛に思っていたことがこんなに簡単に解決したのはなぜでしょう。
それは「私」を主語にして、気持ちを伝えたからだと思います。
それまでの私は、「保育園に遅れるから」「もう朝だから」などと言って起していましたが、眠い眠いと言われるのがとても苦痛だということは伝えていませんでした。「私は眠いと言われるのが苦痛だ」と自分の気持ちを伝えたら、その気持ちは伝わったのです。
皆さんも「私」を主語にして自分の「気持ち」を伝えてみてください。
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