「ピーナッツバタートーストを朝食に!」という団体と遭遇した茨城豆子さんに来ていただいて対談しました。
(今までのお話)
オフィス悠々:豆子さん、「ピーナッツバタートーストを朝食に!」を非加入になってどんな変化がありましたか。
豆子:「ピーナッツバタートーストを朝食に!」を非加入になって・・・、長いので略称で呼びますね、英語でPeanutsbutter Toast for Asagohan、略称はPTAなんです。
集団登校は相変わらずできてます。
何も問題ないですね。
そういえばこの前一つだけありました。
子供が広報誌をもらえなかったので残念だと言っていました。
オフィス悠々:問題を整理します。
PTA会員になる資格があるのは保護者と教員ですね。
子供はPTA会員ではない。
PTAはその学校のすべての子供を対象に活動している。
だから親がPTA会員であってもなくても集団登校には参加できる。
ここまでは問題ないと思います。
前回お話したとおりですね。
でも、広報誌をもらうのは会員の権利のような気がします。
この点はいかがでしょう。
豆子:はい、私も広報誌は会員の権利だと思っていました。
ですから広報誌はもらわなくていいと言っていたのです。
オフィス悠々:ところがお子さんの方は欲しかったと。
豆子:広報誌は役員が今年の抱負とか、係りが南京豆を植えている姿とか、そういうPTA活動が掲載されているわけではなく、学校教職員の顔写真だけが載ったものなのです。
オフィス悠々:なるほど、PTAを広報しているのではなく学校を広報しているのですね。
それではお子さんも欲しいですね。
学校で配っていて先生の写真が載っていて、自分ばかりそれがもらえないというのは意味がわからないですねえ。
豆子さん:そこで広報誌は配布してくれと頼んで広報誌をいただけました。
オフィス悠々:それはよかったですね。
それで豆子さんが非会員であるということと広報誌をもらうということ、これはどのように折り合いをつけたのですか。
豆子さん:広報誌を会員だけに配布したいのならば学校では配れません。
郵送等の手段で配る必要があります。
オフィス悠々:そうですね。
豆子さんとPTAとの間で広報誌は配らないということになっていたとしても学校としては「会員だけに配るのだったら学校では配れない。」という必要がありましたね。
うちの方でも育成会(子供会のこと)が行事のお知らせを学校で配りますが、これは全員に配布していますね。育成会会員だけに配っているわけではありません。
豆子さん:仮に広報誌を会員だけに郵送したとして・・・、今はウェブサイトにおいてパスワードをかけておくとか費用がかからない方法はいくらでもありますからそんな方法でもいいのですけれど、仮に会員だけに配布したとします。
この場合、PTAは会員だけを対象にサービスをする団体になります。
オフィス悠々:そうですねえ。
豆子さん:PTAは部屋を学校内に持っているのですが、PTAが学校を使って活動するのはおかしくなります。
オフィス悠々:そうですね。
育成会の部屋が学校にないのと同じですね。
活動は公民館とか場所を借りて行うことになりますね。
豆子さん:ですから広報誌は会員の権利ではなく、PTAが全児童、保護者に向けた活動ではないかと言いました。
オフィス悠々:つまり赤十字の活動のようなものでしょうか。
災害時に「あなたは寄付していないからあなたは助けません。」と赤十字は言いませんし、被災者の方でも「自分は会員だから優先的に助けて欲しい。」とは言い出しませんよね。
でも災害時の活動に感謝すれば今まで会員でなくても会員になったり寄付したりしますね。
PTAも活動がいいなあと思えば会員も増えるということですね。
ところで費用負担はどうなっていますか。
豆子:お支払していません。
これは図々しいと思う人もいるかもしれませんが、全員に配らないとしたら公民館を使って郵便などで送らなくてはいけないのだから、全員に配っているから安上がりにすませることができるとお伝えしています。
オフィス悠々:PTAが任意加入なのはだんだん知られてきていますが、やっぱり子供に不利益があったら嫌だなあと思って入っている人はいると思うのです。
こうやって、一つ一つ実務的な問題を解決していかないと、任意加入は保証されませんね。
豆子さん:ちなみに南京小は強制加入ですねどね。
今日はありがとうございました。
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