以前、宿題をしない中学生という記事を書きました。
この記事でそもそも宿題をする時間がないのでは、手帳をつけて時間を書き出してみれば、と書きました。
3年半前の記事ですが、その時の私はまだ甘かったです。
最近、教員の働き方改革で部活動が話題になっているので調べてみました。
近所の中学校での日程は以下のようになっています。
8:30 始業
15:55 終業
18:30 部活動終了・下校 (冬期は18:00)
なんと10時間も学校にいるわけです。
帰って19時、食事をして20時、風呂に入って21時、22時に寝るとして1時間しかありません。
その1時間で勉強ができるかというとできないでしょう。
2時間以上も運動しているわけですから21時には眠くなっているでしょう。
大人でも法定労働時間は40時間なのですから週50時間(昼休みを抜くと45時間)も学校に縛り付けていてはいけません。
ここに塾が入るとなると、いったいどうしているのか疑問です。
16:30に帰ってくれば18:00まで1時間半は勉強できて、少し夕飯の支度の手伝いでもして、夕飯を食べて風呂に入ってその後少し好きなことをする時間ができるでしょう。
となるとお子さんに怒ってもどうにもなりません。
意見をいう相手は学校です。
毎日2時間も部活をやっているから勉強する時間がない、部活は週2日にとどめてくれ、そうすれば平日週3日は勉強できるから、と。
子供が部活をしたがるという返事が返ってくるかもしれませんが、子供が食べたがるからといって毎日コーラとポテトチップスをおやつにする親はいません。
子供の健康と学習のために部活は制限しなければなりません。
子供はへとへと、親はイライラ、教員も実はやりたくない。
一体誰が幸せになっているのかわかりませんが、幸せでない人が声を上げる必要があります。