問題は道具で解決

昭島市で3回にわたって講座を開催しました。

 

今回の講座で印象に残ったことは、「一度言ったけれど聞いてくれないからもう一度言いたい。」「一度言ったけれど聞いてくれないから強く言いたい。」ということでした。

 

言っても聞いてくれないのは能力がないかやる気がないか、もしくはその両方なのでもう一度言っても強く言っても効き目はないでしょう。

その場合、別の方法を考えるというアプローチがいいでしょう。

 

さて、今回話題になったことの一つが「夫が鍵を忘れて家を出てしまう。鍵をあけてあげるために夜遅くまで起きていなくてはならないので鍵を持って出て行って欲しい。」というものでした。

 

私も実は鍵がどこかに行ってしまうことが多く、鍵には紐をつけて紐を鞄の持ち手につけています。

もちろん手袋も傘にも紐をつけています。

そういう工夫をしてはどうですか、とおみせしようとして鞄をのぞいたところ鍵がない。

私も鍵を忘れていました。

さて、ご主人になりかわって鍵を忘れる人の心理と対処法を解説しましょう。

 

(1)自分で鍵を閉める

私もいくらなんでも自分で鍵を閉めれば鍵を持って行かないということはありません。

先日は私の方が家を出たのが早く夫が中から鍵を閉めてくれたのでした。

出かける人が鍵を閉めないで、中にいる人が鍵を閉める方が早いし親切な気がしますが、鍵を持ったか確認の意味で、出かける人が鍵を閉めたらいいでしょう。

 

(2)鍵を鞄につけておく

「帰ってきてから朝までは鍵はどこにあるのですか。」と尋ねたところ「いろいろなところにある。一つの場所に決めておいておくことができない。」とのことでした。

そういう人は私のように鍵に紐をつけて鞄につけておくと解決です。

ではなぜ私が鍵を忘れたのかですって。

それは月曜だったからです。

土日は仕事用の鞄は使わず、別の鞄に鍵を入れていました。

月曜日だけは注意しましょう。

 

(3)予備の鍵を定期入れに入れておく

普段使う鍵の他に、予備の鍵を定期入れに入れておきましょう。

私は財布に入れておくのですが、財布も最近はなくても生活できるようになっているのでうっかり忘れることが多いです。

勤め人は定期入れに入れておくのがいいでしょう。

 

さて、最近は「私は発達障害なのですが、発達障害のためのアンガーマネジメントはありますか。」と聞かれることが多くなりました。

発達障害の本を紐解くと、何も特別なことは書いてありません。

できないことを探す、できるような方法、道具、工夫を考える、その繰り返しです。

発達障害であろうとなかろうと同じことです。

 

ポイントは「できないことをできるようにする。」のではなく、「別の方法で目的を達するように考えてみる。」ということです。

「鍵を持って行ってと言ったのだから持っていって欲しい。」

正論ですが、30年も40年も鍵を忘れ続けてきた人が口先介入で直るかというとなかなか難しい。

別の方法でうまくいくならそれがいいのではないかと思います。

目的は鍵を持ち歩くということなのですから。