名古屋の(株)アルカンシエルにて「組織活性化のためのアンガーマネジメント」を行いました。
同社は結婚式場で、今回の講座も結婚式場での開催。
私もまるで結婚式の司会者になったような気分で講座を行いました。
対象は式場のスタッフです。
実は私は以前から結婚式場とタイアップしてアンガーマネジメントをしたいと思っていました。
婚約中のカップルや、結婚1年後に結婚式場を再訪したカップルを対象にするのです。
今回、結婚式場でアンガーマネジメントをするという希望が別の形で叶ったことになります。
名古屋といえば派手な結婚式。
嫁入りタクシーというものがあって、新婦の頭があたらないように少し天井が高くなっている、嫁入りタクシーはバックしてはいけないので、対向車にあったらご祝儀を渡して後ろに下がってもらう、などと言うお話を聞いた後、講座です。

この会社からは事前にたくさんの質問や怒りの事例をいただきましてそれに合わせて講座を組み立てましたので、私はやりやすかったし、受講した方も満足度が高かったのではないかと思います。
中で、「自分に対して、怒りを抑える術を学びましたが、 目の迄で、怒っている人、 または他人を怒っている人を落ち着かせるには、どうしたら良いのでしょうか。(第三者として) 目の前で怒っている人へのクレーム対応策は学んでいますが、 アンガーマネジメントとして教えて欲しいと思います。」というご質問をいただきました。
それについて説明していきましょう。
最近出た本でとても良い本があります。
宮本剛志(2019)『怒る上司のトリセツ』です。
著者の宮本さんは私のアンガーマネジメントの同期でもあります。
宮本さんは、(1)出口を決める、(2)決めたら怒りの起承転結に沿って解決していく、と言っています。
(1)出口を決める。
出口を決めましょう。
- やっつけたい。→具体的な対策を考えましょう。
- 逃げ出したい。→暴力を伴う場合などは有効。
- 相手と上手にやっていきたい。→怒りの起承転結が有効。
私は今まで、「怒っている人からは逃げたら。」とアドバイスしていきましたが、そうではなく、世の中には「相手と上手にやっていきたい。」という人が多いようです。
(2)怒りの起承転結については、長くなるので次回に書きます。