ペアレントトレーニング(3)「気付かない振りで待つ」です。
(東京新聞の番号とずれていますが、私は順番にやっていますが、記事にしていないものもあります。)
子供の望ましくない行動に注意すると子供から反発が返ってくる、そのために気付かない振りをして待つ、というものです。
さっそく6歳の娘にやってみました。
このシートはこちらにあります。
1.「気付かない振りで待つ」をした子供の行動
①テレビを消さない。
②スーパーで下の階に行かないと駄々をこねた。
③食事の最中に寝転がる。
2.どうやって「気付かないふりで待つ」をしたか
①別の部屋に行った。
②他のところを見ていた。
③そばに座っていた。
3.「気付かないふりで待つ」をした後で、あなたがほめた子どもの行動
①テレビを消した。
(10分後に)
②駄々こねをやめた。
③きちんと起きて食べた。
4.どうやってほめたか(どのように肯定的な反応をしたか)
①テレビを消して偉いね。
②静かになって偉いね。(結局、下の階には行けなかった。)
③きちんと起きて食べて偉いね。
やってみた感想は、「子供の行動を変える即効性はない。」ということです。
しかし、注意したところで泣きわめかれて結局、疲労困憊の上5分、10分かかります。
つまり、疲れないだけ利点があります。
また、例えば食事の最中に寝転がるということですが、寝転がりながら食べることは不可能ですから食べようと思ったら起きざるを得ません。
なので、寝転がっている時点で、その行動を注意するのではなく、起きた時点でその行動を褒めるという正の強化であると思いました。
次に4年生の息子に行ってみました。
1.「気付かない振りで待つ」をした子供の行動
①食事の最中に寝転がる。
2.どうやって「気付かないふりで待つ」をしたか
①そばに座っていた。
3.「気付かないふりで待つ」をした後で、あなたがほめた子どもの行動
①行動変容なし。
4.どうやってほめたか(どのように肯定的な反応をしたか)
①なし。
息子についてはいつまでも寝転がったままで、褒める機会がありませんでした。
寝転がっている理由を尋ねたところ、「食べ終わったから。」とのことでした。
私は食事中に寝転がっていると思いましたが、食べ終わって寝転がっているようです。
食べ終わったらごちそうさま、食器を片付ける、食べてすぐは寝転がらない、をしつけないといけません。
しかし、怒りは回避できました。