アンガーマネジメントは小市民のための学びか

某所で「アンガーマネジメントは小市民のための学びだね。怒りは変革のエネルギーにもなるのだよ。署名運動、社会運動から革命まで、怒りがないと社会は変わらない。」と言われました。

 

さて、それではこのような怒りをもたないことはいけないのでしょうか。

 

アンガーマネジメントは怒りが変革のエネルギーになるのは否定していません。

ただ、それで疲れているようだったら対策の方法を考えましょう、ということを提案しています。

 

社会変革につながるような怒りは「道徳的な怒り」といいます。

先日書いた「弱者には配慮すべき」も道徳的な怒りといえるでしょう。

 

このような道徳的な怒りを持っている方は「べき」を「~もできる」と書きかえてみてください。

「弱者には配慮すべき」→「弱者には配慮することもできる」

すっと、視点が変わる気がしませんか。

 

もう一つ、道徳的な「べき」を持っている人のために変わるための訓練方法をご紹介しましょう。

ロナルド T. ポッターエフロン、パトリシア S. ポッターエフロン(2016)『アンガーマネジメント11の方法』金剛出版、からの引用です。

 

 

ポケットや財布に入るくらいの小さな紙片を3枚用意してください。それらに1、2、3と割り振ります。これらの紙が1週間の道徳的な怒りの総量です。あなたは1週間で道徳的立場から3度しか怒れないため、選択的になる必要があります。最後の1枚を使うときはより慎重になってください。

 

翌週は紙片を2枚に減らしてみましょう。さらにその翌週になったら1枚に減らします。しかし、0枚にしてはいけません。誰もがときには道徳的に怒る必要があるからです。もちろん、紙片をポケットに入れているからといって、それを必ず使わなければいけないわけではありません。

 

どうでしょう。自分の理想の実現と疲れない程度の怒りというのが両立していると思いませんか。